・「権ちゃん、悩む」(江東の暁 二巻 より) 孫権 「この『江東の暁』というマンガに出てくる俺は、確か六歳だったな。六歳で悩んでいるのか…」 管理人 「はい、悩んでますね。悩んで涙ぐんでいる姿がけなげです…」 孫権 「悩みの原因は何なんだ?」 管理人 「弟さんに剣の稽古で負けたのが原因で、『強くなりたいのに、いくら努力してもダメなんだ』って 落ち込んでいらっしゃるのです 孫権 「弟って、孫翊か?それは仕方が無いな。孫翊は正史にも、兄上(孫策)の風があって、勇猛果敢 だと書かれているから、おれが剣術でかなわないのも無理は無いぞ」 管理人 「でも、弟さんはまだ四歳ですよ。孫権さんが六歳ですから」 孫権 「四歳児に負けたのか!それは、いくらなんでも弱すぎじゃないか?六歳の俺…」 管理人 「それで、『きっと僕はうちの子じゃないんだ…弱いし、見た目も全然違うし…』って悩んじゃって いるんですよ〜六歳の権ちゃん…かわいそうです(泣)」 孫権 「うちの子じゃないんだ…って、六歳児にしては重すぎる悩みだぞ!」 管理人 「でも、そんな権ちゃんを、周瑜さんが『誰にでも向き不向きはあるから、気にしなくていい 武術が苦手でも勉強が得意だから、それを伸ばせはいい』って励ましてくれたのです♪」 孫権 「おお、それはよかった♪」 管理人 「見た目のことも『先祖に異国の人がいて、たまたま血が濃く出ただけ』って言って くれたんですよ、周瑜さん。やさしい方ですね♪」 孫権 「このマンガの兄上も、明るい髪の色に描かれているからな」 管理人 「悩んでいる権ちゃん、可哀想で…でもそれ以上に可愛いんですよ〜♪」 孫権 「公瑾どのは、俺が兄上への劣等感に悩まされていると思っていたようだな」 管理人 「でも、実際には孫権さんの悩みは、孫策さんとは関係ないみたいですね。 いくらがんばっても強くなれない…っていうのが孫権さんの悩みみたいですから^^; 」 孫権 「う〜ん、公瑾どのの勘違いか? 」 管理人 「そうかもしれませんね…で、実際のところはどうだったんですか?やっぱり自分がよその子かも しれないって悩んだりしましたか?」 孫権 「…………」 管理人 「ま、マズイこと訊いちゃいましたか?^^;」 孫権 「いや、別に…………しかし、これは名場面なのか?」 管理人 「う〜ん、迷場面ではないし、かと言って、名場面とも言えないかも…」 孫権 「何だ、随分といいかげんだな」 管理人 「うう…そんなこと言われたら、私が落ち込んじゃいますよ〜(泣)」
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