「孫権、曹操に誉められる」(正史より)

管理人「この場面は、bu-show様からリクエストをいただきました(^^)ありがとうございました」

孫権 「おお、リクエストか!では、心して取り上げなければな!」

管理人「そうですね♪それでは話を始めましょう♪ええと、建安十八年(213)の正月に曹操さんが呉の濡須

     を攻めたのですね」

孫権 「ああ、俺と曹操が一ヶ月あまりも対峙したんだ。正史の註に引く『呉歴』によると…」

曹操 「わしは濡須まで軍を進めると、油船(油を塗った牛皮をかぶせた船)を作って、夜陰に乗じて部隊を

     中州に渡らせたのだ」

孫権 「!! ( ̄□ ̄; 曹操!何故、貴様がここにいる!」

管理人「わあっ、曹操さん♪来てくださってありがとうございます〜(^^)」

孫権 「何を悠長なことを言っているんだ!こいつは呉の敵だぞ!」

管理人「まあまあ…。ここでは細かいことにはこだわらないで、仲良くして下さいよ」

曹操 「そうだぞ。わしがせっかく来てやったのだからな。ありがたく思えよ」

管理人「本当に、曹操さんにお会いできて光栄です♪」

孫権 「まあ、いいか…。そうそう、夜陰に乗じて中州に渡った曹操軍の部隊は、俺が水軍を動かして包囲して

     取りこめ、三千人を捕虜にしたからな」

曹操 「孫権の奴め、しばしば戦いを挑んできおった。だが、わしは守りを固めて軍を出さないでいた…」

孫権 「そこで、俺自らが軽舟に乗って、濡須口から曹操の軍中に漕ぎ入れた」

管理人「孫権さん自らがですか?何とも、大胆な行動ですね〜」

曹操 「我が軍の部将たちは皆、戦いを挑発に来た者だと考え、攻撃しようとしたのだ。だが、わしは

    『あれは孫権が自ら我が軍の隊伍の様子を見に来たのに違いない』と言い、軍中に命令を出して

    全部隊を完全戦闘体制に入らせるとともに、弓・弩(いしゆみ)をみだりに発射してはならぬ、と命じた」

孫権 「それで俺は五、六里を進み、舟をめぐらせて帰還すると楽隊に音楽を鳴らさせた」

曹操 「わしは孫権の艦船や武器や隊伍が少しの乱れもなく整っているのを見て、ため息をついてこう言った。

     『息子を持つなら孫仲謀(孫権)のようなのが欲しいものだ。劉景升(劉表)の息子たちなんぞは、

     豚や犬も同様だ』とな」

管理人「おお!すごいじゃないですか、孫権さん♪優れた人材には固執して、一部では人材マニアとまで

     呼ばれているほど人物の才能にうるさい曹操さんに誉められたなんて(^^)」

曹操 「誰が、人材マニアだ…!」

孫権 「俺は曹操に書簡を送って『春の出水がもうすぐやって来ます。すみやかに去られるのがよろしい

     でしょう』と勧告した。また、別の手紙では『足下が死なれない限り、私は安心することができません』

     とも言ってやったぞ」

曹操 「そこでわしは、『孫権はわしに嘘はつかぬ』と言って、軍を引き上げ帰還した…ということだが。

     ううむ、これでは孫権ばかりが活躍しているようではないか!」

管理人「それは仕方が無いですよ…。 実際、活躍しているのですから…」

曹操 「いやいや、この戦いは孫権ばかりが活躍したとも言えんぞ。正史のわしの伝には、この戦いでわしは

     孫権の長江西岸の陣営を攻撃してうち破り、孫権の都督公孫陽を捕虜としてから、軍を率いて

     帰還したと書かれているのだからな」

管理人「えっ!そうなのですか!」

孫権 「まあ、正史の一部分を読んだだけで全部わかるわけではないからな…」

管理人「でも、曹操さんが孫権さんのことを誉めたことは誉めたのですしね♪

     (関係ないけど劉表さんの息子は可哀想かな…豚や犬も同様って言われちゃって^^; )」

 

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