・「呂範に金をせびり、公金を使いこむ」 孫権「こんなこともあったなぁ…」 管理人「ありましたよ。孫策さんが呂範さんに会計をあずからせていた時、孫権さん、 密かに呂範さんのところに行って、お金をせびったんですよね。」 孫権「あのころは、まだ俺も年が若かったからな…」 管理人「そうですか?でも、呂範さんも偉いですよね。孫権さんがお金をせびっても、 必ず孫策さんに上言して許しを求めて、自分勝手にはお金をあげなかったんですから」 孫権「ああ、偉い奴だよな。でも、あの当時はこのことで俺は呂範を恨んだものだ」 管理人「ずいぶん勝手ですね〜。一方的にお金せびっといて、その上恨んだり…」 孫権「………もういいだろ。この話は」 管理人「いえいえ、まだあるんですよ。孫権さんのお金がらみの黒い噂が♪」 孫権「ぎくっ。ま、まさか、あの話をするんじゃないだろうな?!」 管理人「実は孫権さん、公金を使いこんでいたんですよね!」 孫権 「ああ〜、やっぱりこの話か…」 管理人「正史には、孫権さんが陽羨県の長の役目を務めていた時、 公金をいささか使用に使うことがあって、孫策さんが会計監査をすることがあると、 周谷という人がいつも孫権さんのために帳簿に書き加えをして問責を免れるように 取り計らった……と書かれています。」 孫権「………………」 管理人「公金の使いこみをしていたなんて、悪人ですね〜。この時、孫権さん何歳だったんですか?」 孫権「さあ…正史には書かれていないな」 管理人「孫権さんが陽羨県の長に任じられたのは十五歳のときですから、その時から孫権さんが 呉を継ぐまで…十五歳から十九歳の間の出来事になりますよね。公金の使いこみは」 孫権「まあ、そうなるな…」 管理人「十代にして公金のつかいこみですか〜。まったく、悪い人ですね〜。」 孫権「何もそこまで言わなくてもいいのではないか?何だか今回、やけに強気だな、お前…」 管理人「ちゃんとフォローしますよ(^^) 孫権さんは、周谷さんが帳簿の書き加えをするのを、 その時は喜んでいたんですけど、後に孫権さんが呉全体を治めるようになると、 呂範さんは忠誠な人物だと信任して、周谷さんは勝手に帳簿を書き改める人だ、と 任用しなかったんですよね。ちゃんとした人の用い方をしているじゃないですか、偉いです♪」 孫権 「早くそれを言えばいいだろ、まったく…」 管理人「(でも、周谷さんは少し可哀想かも。孫権さんのこと助けてあげていたのに…)」 孫権 「何か言ったか?」 管理人「いえいえ、何も。ところで孫権さん、何にそんなにお金を使っていたんですか? もしかして…………………………………………………………………………お酒?(^^;) 」 孫権 「どうでもいいだろ!そんなこと!」 管理人「このコーナーでも、また出番があるかも知れませんので、その時は宜しくお願いしますね」 孫権 「ああ、しかし今回のような迷場面には、もう出ないぞ」 管理人「迷場面だからこそ、出ていただきたいのですが♪」 孫権 「………………」
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