「カオス趙雲」(ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」の替え歌)

 

ヒラリヒラリと舞い遊ぶように
姿消えた 美少女を
賊の手から助けた  オアシスで
喜びをみせる甘麗  血の味まじるブルーの
水を手にしている 運命の女(ひと)

美少女が尋ねてきた どこから来たのかと 名をお聞かせ下さいなと
旅人は答えた 俺の名は趙雲
明日の見えない流れ者

少女に別れも告げず 出ていったのはずっと前で
殿と決めた玄徳の
妻が甘夫人だと気づいたのは
今更になってだった

あなたを守る それだけでよかった
心に力が満ちた
母子守るだけでよかったのに
愛されたいと願ってしまった
乱世が表情を変えた
君を想いひどく喉が渇く

武人がたった一振りの剣の刃に込めた  意味をついに知ることはない
そう それは阿斗を できるならあなたを救えばいいと思う

もしこれが戦(いくさ)なら なんてひどい負け戦だろう
進むことも戻ることもできずに
ただ一人魏軍を斬っているだけなのだから

あなたが望むのなら この身など
いつでも差し出していい
子を守る男の乳母になろう
ただ水を汲んできて病気になったあなたに
すくい上げて飲ませて差し上げよう

あなたを守る それだけでよかった
心に力が満ちた
側に居れるだけでよかったのに
あなたは倒れ弱ってしまった
つらくて表情を変えた
君を思いひどく喉が渇く

砂漠で会った美少女の
揺らぐその瞳の向こう
近づくことはできないオアシス
冷たい水を下さい
できたら愛してください
僕の腕で身体(からだ)休めておくれ


↑『混沌飯店』に差し上げました。幻冬舎から出版されている小説『趙雲子龍』に出てくる、一般的な趙雲のイメージとは
  ちょっと変わった趙雲の歌です。この小説では趙雲は賊にさらわれた甘麗という美少女をオアシスで助け、その
  甘麗に恋をするのですが、再び会った時には甘麗は主君劉備の奥さん・甘夫人になっていました。それでも密かに
  甘夫人を想い、甘夫人とその子である阿斗を守る男乳母の役目を務める…そのような設定になっています。
  小説の話にそった歌詞が多いですので読まれていない方には分けが分からないかも知れません(^^;)

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