『正史 三国志6 呉書T』(筑摩書房)

管理人「やっぱり基本はこれですね。」

孫権 「まあ、史書だからな」

管理人「正史に孫権さんがどのように書かれているか。では、まず外見から。演義では孫権さんは

     碧眼紫髯、つまり、青い目に紫のひげと髪をしていたと書かれていますが、正史には目が

     青いとは書かれていないんですよね」

孫権 「ああ、そうだな。正史には『瞳にきらきらした光があった』と書かれているだけで、碧眼とは

     書かれていない」

管理人「瞳にきらきらした光…なんかカッコイイですよね♪」

孫権 「おだてても、何も出ないぞ」

管理人「あごがはって、口が大きいとも書かれていますね。ひげと髪はどうだったんですか?」

孫権 「正史の注には、合肥の戦いの時、魏の張遼が俺を『赤ひげの将軍』と言ってたと書いてあるぞ」

管理人「じゃあ、髪やひげは赤みがかっていたと考えてもいいのでしょうか?」

孫権 「いいんじゃないか?まあ、正史に書かれていることがすべて事実かどうかは分からないがな」

管理人 「あれ、いまの張遼さんの台詞、続きがありますね」

孫権 「まあ、それはいいじゃないか…先を続けろ…」

管理人「張遼は、孫権さんのことを『今さっき赤ひげの将軍で、背丈は高いが足は短く、馬にたっしゃ

      で弓のうまい者がいたが、あれは誰だ』と、呉の捕虜に尋ねた、と書いてありますね。

      孫権さん、短足だったのですか!」

孫権 「おい(怒)!!」

管理人「お、怒らないでくださいよ〜、え〜と、え〜と…。あっ、ほら、『馬にたっしゃで弓のうまい』とも

      書いてあるじゃないですか! 馬術と弓術が上手だったんですね♪すごいじゃないですか、

      かっこいいですよ〜(汗) 」

孫権  「今さら言っても、もう遅い!!!!!」

管理人「でっ、では先に行きましょう。孫権さんは『身を低くし、辱を忍び、才能ある者に仕事をまかせ

     綿密に計略をねるなど、越王句践と同様の非凡さを備えた、万人に優れた傑出した人物で

     あった』と書かれてありますね。誉められてますよ、孫権さん♪私も嬉しいですv」

孫権 「そうか?まあ、そんなに嬉しがってもらえると、俺も悪い気はしないな」

管理人「あれっ、でも『ただ、その性格は疑り深く、容赦なく殺戮を行ない、晩年にいたってそれが

      いよいよつのった』とも書かれていますね…」

孫権  「……………」

管理人「(あっ、また余計なこと言っちゃったみたい(泣))」

孫権 「まあ、晩年はな…晩年に関しては何も言えないというか、申し開きができないと言うか…」

管理人「ああ〜、落ち込まないで下さい。性格に関しては『朗らかで度量が広く、思いやりが深いと

      同時に決断力があった』とも書かれているんですから…」

孫権 「まあ、正史には『呉主伝 第二』、つまり俺の伝以外の部分にも俺の話はいろいろ出てくるからな」

管理人「そうですね。孫権伝だけ読んでも、それで孫権さんのことが全部分かるわけじゃないですよね。

      意外なところに、意外な孫権さんのエピソードが取り上げられていたりしますから。

      やっぱり正史を全部読んでいかないといけませんね」

孫権 「正史を読破するのか?かなり大変だぞ。頑張れよ!」

管理人「完全読破はいつになるやら分かりませんが、少しずつ目を通していきますね…。」

孫権 「今回は、ここまでだな。次を楽しみにしているぞ!」

管理人「はい。それでは、次回をお楽しみに♪」

 

 

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