『三國志DX6 放浪戦隊ブラザーファイブ』(発売:コーエー)

第一話、ゾンケン将軍誕生!

孫権 「この作品は、劉備を筆頭とする蜀の五人が、ブラザーファイブという怪しい組織を結成し、
     悪と対峙していくという戦隊ヒーロー物とのことだが…」


管理人「怪しい組織じゃありません!放浪戦隊ブラザーファイブは、平和のために戦う正義の
     味方なのです。『レッツビンボー!』の掛け声とともに、ゲントクレッド、カンウブラック、
     チョウヒイエロー、チョウウンブルー、コウメイピンクに変身し、悪の宿敵・ダークソーソー
     を倒すため、敵の怪人や貧しさと戦い続けるヒーローなのです!」

孫権 「その説明を聞いただけでも、十分、怪しい。特にピンクとか。…変身の合言葉が
     『レッツビンボー』ってのは、涙を誘うよな」


管理人「『たとえ今日は野宿でも、パンの耳しか食べられなくとも』戦い続けるのが彼らの
     現実ですからね〜」

孫権 「で、この作品では、俺はどんな役回りなんだ」

管理人「孫権さんは、ダークソーソーの配下・ゾンケン将軍として登場します」

孫権 「ダークソーソーは悪者側のボスだろ?その配下ってことは…」

管理人「ええ。ゾンケン将軍は悪役ですv」

孫権 「蜀が主役になると、俺らと魏はそういう役になりがちだな。それは良いとしても、
     俺が曹操の配下ってのは、少々気に食わねえ…」

管理人「気にしない気にしない。出番が貰えるだけ、ありがたいと思わないと^^;
     それとも、ソーソーさんの下が嫌ということは…ブラザーファイブの一員となり、
     パンの耳しか食べられない上、毎日野宿の生活を送り、ソンケングリーン!とかって
     全身スーツで戦い続ける…そんな正義の味方になりたいんですか?」

孫権 「そっ、それならダークソーソーの下についた方がましかもな」

管理人「ゾンケン将軍も、始めから悪の手先だったわけではありません。彼は、もともと
     会社の社長…それも26歳にして、業界トップを誇る大企業の社長なのです!
     この若さで大企業の社長とは、かなりの才能を持ってらっしゃるんでしょうねv」

孫権 「業界トップというが、いったい何の業界だ?」

管理人「ファッション業界です。彼は、ファッションメーカー『江東プリムローズコーポレーション』
     の社長さんなのです♪」

孫権 「プッ、プリムロー…その社名も、ファッションってのも、俺の…というか呉のイメージと
     違い過ぎる気がするんだが…」


管理人「大手メーカーらしく、マスコミを集めて大々的な新作プロモーションも行います。
     ファッションショー形式で発表される、江東プリムローズこの冬の新作は…
     "大人の女性のプライベートライフをブリリアントに演出"する、オールシルク素材の
     インナーの数々。新構造の二重ワイヤーでバストを形良く整える、大胆なカットのブラ
     キャミソールは優雅なドレープ(ゆったりした"ひだ"をいれること。または、その飾りひだ)
     のクラシカルロング。すそからチラッと見える、男の目をクギづけにするガーターベルト…」

孫権 「??どうも耳慣れん言葉が並ぶな。どんな衣なんだか、聞いていて全然分からん」

管理人「う〜ん、ブラとかキャミソールとかいうのは…女性物の下着であるとだけお教えして
     おきます。どんな物なのか、一つ一つ説明するのは恥ずかしいので…ともあれ、
     聞くからに機能的且つ優美なデザインのようですね!プリムローズブランド、私も
     着てみたいですv」

孫権 「えっ、お前、女だったのか!」

管理人「失礼な!わざとらしく驚いちゃって…」

孫権「プリムローズの新作発表は大成功だったようだな」

管理人「ええ、そりゃもう!孫権社長なんか『モデルさんに手を触れないで下さい、そこの…
     社長!』
と、ショーの司会の周瑜さんに怒られるほどの余裕っぷりで。さすがは孫権さん、
     女ったらしですね!やらしいですね〜、いけませんね〜、セクハラは犯罪ですよ?」

孫権 「人を女の敵のように言うな、くそー。女扱いしなかったことへの仕返しかよ」

管理人「さて、発表会の成功により、江東プリムローズは名実ともに業界トップに立ちました。
     けれど孫社長は浮かぬ顔…片腕と思しき周瑜さんも『もっとお喜びになるかと…』
     気遣っています」

孫権「社長いわく『ここまで来ても、俺は迷いが捨てきれん』『戦いに生きた父や兄の血が
    呼ぶのか、もっと別の生き方があるのではないかと…』
と、どうも悩んでいるようだ」


管理人「そこに現れしは、ダークソーソー配下のプリンス・ミカド!ちなみに、帝(献帝)が演じて
     いらっしゃいますが、彼は孫社長と周瑜さんを、悪の道へ誘い込もうとするのです!
     それは、まさに悪魔の囁き!」 

孫権「悪の誘いに、哀れ二人は…

     
孫社長『(プリンスの容姿と服に注目)次のコレクションのモデルに使えんかな?』
 
     
周瑜『(次回作は)私は絶対メタリックな素材でいくべきだと…』
 
   …話、聞いちゃいねえ。迷いが捨てきれんと言ってたわりに、次の仕事をする気満々だな」


管理人「若くして会社をトップに押し上げた、才ある経営者ですもの。常に周囲に注目し、
     ビジネスチャンスやアイデアを得ようとする姿勢が身についちゃってるんですよ、きっと」

孫権 「帝をモデルに、ってことは、プリムローズは女物だけでなく男物も作っているわけか。
     扱う品も幅広いな!それだけ、でかい会社ってことか」


管理人「分かりませんよ?プリンスを女装させて、モデルにしようとしたのかも」

孫権 「お前の今の発言、帝に上奏してやろう。帝びいきの清流派は黙っちゃいねえだろうなあ」

管理人「すみません、聞き逃して下さい…。さて孫社長と周瑜さんは、どうやら『失われた故郷を
     取り戻したい』との願いをお持ちの模様。その心の隙につけ込まれ、プリンスに洗脳されて
     しまうのです!」

孫権「こうしてダークソーソー配下にされた二人は、ゾンケン将軍、プロフェッサーシュウユとして、
    ビンボーファイブを脅かす悪の強敵となるのであった!」


管理人「ビンボーじゃなくて、ブラザーです^^;ともあれ、こうしてゾンケン将軍が誕生したわけです」

孫権 「しかし何だってダークソーソーは、ファッションメーカーの社長と社員を手下に引きずり
     込んだんだ?食品会社ならば食料調達、建築会社ならばアジトの建設と戦力になりうるが、
     ファッションメーカーを悪の手先とする利点とは?奴らに何か好都合な事があるってのか?」


管理人「…コスチュームデザインを格好良くしたかったんじゃないですか?」

孫権「あるいは変装用に、衣装が山ほど必要だったとか?」

管理人「もしくはダークソーソーもプリンスミカドも、プリムローズブランドを愛用していて
      シャネルにおけるシャネラーのような…プリムラーだったのかも?
     『ぜひ会社を傘下に!そうすれば、あのブランドは我々だけのもの♪』というファン心から
     だったのかもしれませんね」

孫権 「そんな理由で悪の手先にされたってんじゃ、ゾンケン将軍らも浮かばれねえなぁ」

管理人「うーん、孫権さんと周瑜さんの才能を悪用しようとしたとか、そんなマトモな理由であって
     欲しいです。ブランド目当てで手下にされたんじゃ、悪の将軍として服作りも続けなきゃ
     いけないですし、それを想像すると笑え…いえ、可哀想ですから」

孫権 「手下が作ったブランドを大喜びで着るボス達ってのも、間抜けだからな(笑)」

 

 

第二話につづく!

 

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